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アルノムールマン写真展「はだかの島」開催中

終了いたしました
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写真展「はだかの島」
〜ベルギー人の見た佐渡島〜
9月19日(日)〜10月3日(日)13:00〜18:00
毎週水曜日休み
会場:acci-cocci
佐渡市豊田50 えんや隣
TEL0259-55-2629


はだかの島

家を探して、何回か空き屋を訪ねた。からっぽ、いやからっぽのような家。台所に残された食器棚などを見ると、まだ人が住んでいるような感じだ。何かの理由で、ある日突然、住人だけがいなくなったように見える。内装はそのままだけど、いろんなところに張り巡らされているクモの巣や部屋の中まで伸びている植物を見るとやはり、人は住んでいないようだ。何かの理由で突然からっぽになった家だが、記憶は残る。その記憶はいつまでも残り、素晴らしく重宝されるようになったり、ある時は取り憑かれた家のように言われ、人がよりつかなくなる。自分が訪ねる家はいつも後者の方で、いつも不幸なできごとが起こると言われ、それを無視することができない。
自分はまだ自分の荷物を置ける場所が見つかっていない。それらを広げて、ゆっくりとそれを見たり、使ったりできないでいる。家の隣の庭で野菜を育てる事すらもできていない。今は不安定なぐらぐらする岩の上で生きている感覚だ。でもこの不安定さはモノに執着しないとか、考え方が固執しないなど、ある意味「自由」を与えてくれる。移動した先々でその環境に合わせて適応するにはエネルギーも必要で大変だが、それこそが「常に彷徨する人間という生き物の本当の姿」であり、そのことは前向きに生きる力を自分に与えてくれる。自分の今いる不安定な岩は”島”のようだ。決められた道路や囲われた塀もなく、自分が進むべき道を独自で切り開いて行く事ができる”島”。そこに自分は存在している。
                                                                                      2010年9月 アルノ ムールマン
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by cocciacci | 2010-09-19 12:32 | アートフェスティバル 
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